ナビの北海道旅行記2012 パート3
7月18日
今朝も気持ち良く目覚めた。あ〜〜気持ちいい!!ってか!朝食までは時間があるので近くの自動販売機で缶コーヒーを買ってきて一服。最高な朝じゃん!なんちゃって。今日は二日酔いでも何でもないので、ご飯がおいしい。同部屋だった彼氏は明日出港の船だと思っていたんだけど、予定表を見てたら今日出港する船なんだとか、、、。1日損しちゃったって思うより、標茶から一般道だけで苫小牧まで一気に走り切れなければならないのって、結構辛いよね!そんなんで、誰よりも先に出発していった。お気をつけて!!さて俺も会計を済ませてバイクに荷物をセットして出発するか、、、。って〜とカヌーツアーから戻ったお客さんと最後に記念写真を撮ってもらって奥様のお見送りで出発。お世話になりました〜〜〜!
今日は北見の西隣、留辺蘂の塩別温泉に向かうだけ。ストレートに行ったらすっごく近い!そんなんで、何処か面白い所はないかな?って思いながらルートを思案してみる。俺の走った事無い道、、、、、、、。そうだ、鶴見峠は行った事ないや!あそこは道道なんだけど途中がダートになっていてで峠をクリアすることになっている。もう、ダートには辛く感じてきているんだけど、林道と違って道道だから問題ないでしょう!ってことでルートを決定!国道274号線から道道1093号線に向かう。
釧路町の難読地名ほどじゃないけど、、「茂雪裡」って、、、「もせつり」って読むんだそうな。読めるっちゃ〜読めるけど、かなり無理があるね!しばらくアスファルトの道路を走っていると「この先○○km砂利区間」の黄色い看板の表示が。もちろん承知済み。何度か看板を見つつ、やっとダートの開始地点。予告板の通り一気にダートになった。しかし、判っちゃいるけど14kmもダートか。ちょっときつかったりして。
林道ほど走りにくい訳じゃないけど、道道って言うだけあって車の往来は林道以上にある。そのため、道路にはたくさんのワダチが、、、。かえってハンドル取られてしまう。ヤバ!ちょっと面倒くさくなったりして。鶴居村から釧路市(旧阿寒町)に入ったところが鶴見峠。んん?何もないじゃん。峠と思われる場所には「鶴見峠」と書かれた木製の案内板こそあるけど、景色がいい訳でもなく阿寒岳すら確認できなかった。長居する場所でもなさそう。下りながらヒョウタン沼をウオッチしようかとそばまで行ったけど、ここも釣り人は数人いるだけで視界もよくない。もう少し広くて見渡せる沼を想定していたんだけどな。期待外れで写真撮るのを忘れてしまった。
そのまま下ってやっと国道241号線に合流。やっとダートが終わった。もう、、、、飽きた!ダートは、、、。所詮スクーターで長距離走るもんじゃないね。マイナーな「ヒョウタン沼」。ついでにこの近くに一般には知られていない「ジュンサイ沼」ってのがあるらしい。パーソナルナビにも表示がないので、ゆっくり走って入口とか探してみたんだけど、結局判らずじまい、、、。んん〜〜残念だ!
さらに俺流のマイナープランは続く。阿寒湖のほとりに、太郎湖、次郎湖って湖がある。以前から名前だけは知っていた。時間もたっぷりあるし、チャレンジしてみようか。温泉街からかなり離れた場所に雄阿寒岳の登山口がある。その駐車場にバイクを入れる。登山客と思われる車が5台ほどあった。さて、ここら辺だろうと思っているんだけど、ルートが判らない。すると山の方から鈴を手にハイカーがやって来たので場所を聞いてみた。どうやら歩いて10分ほどだとか!。ならば行けるじゃん。って進んでみるけど、、、すんごく狭い獣道。左はすぐ湖で滑落したら痛いだろうな!
本当にルートが正しいのか?不安になってきた所、別のハイカーがやってきたので、挨拶ついでに聞いてみた。あと10分ほどらしい、、、。あれれ?俺10分は少なくとも歩いているんだけど、、。そのうち登山道なる看板が出てきた。ここは雄阿寒岳の登山道だったわけだ。俺、登山するつもりないんだけど、、、。それに道も悪くなってきているし。でもすれ違うハイカーの両名とも手には鈴をつけていて遠くからチ〜ン、チ〜ンって音が聞こえると、どこからかお坊さんがやってくるのかな?って錯覚してしまう。それだけクマさんエリアなんだね。
阿寒湖と分かれて小さな尾根を越えると目の前に湖が現れた。これが太郎湖だ。あと30mほど、、、あ〜ついた〜って思った頃、ツル〜!ズボ!って、、、足が滑って川にもぐってしまった。あんぎゃ〜!たまたま草木がなく斜めになった土の所だったわけ。普通のトレッキングシューズや登山靴ならば何でもない場所。でも俺のは靴底がツルツルのツーリングブーツ。こんなんで来る方がおかしい。くっそ〜!足濡れちゃったじゃん。この状態じゃこれ以上無理と判断して諦めた。
阿寒湖市街は全くのパス。今さら行くところもないか。ってんで国道240号線で津別方面に。途中国道沿いに「シゲチャンランンド」ってのがある。以前から気になってはいた所だったんだけど、本日は定休日なんだとか、、、すっごく残念。またの機会にするしかないか。
道の駅「あいおい」で休憩。ここは旧国鉄相生線の終点、北見相生駅にできた道の駅で、廃線となった駅や線路には車両が展示されている。俺も何回も見ているから、列車の方には行かなかった。ちなみに、敷地内にはすっごく美味しいパンの店として有名な「石窯パン工房 アエプ」さんもある。ここでパンを買いたかったけど本日定休日なんだとか。俺も一度食べたけど、マジ美味しい。焼き立てブレッドは、そのまま食べても美味しかったっけ。道の駅そのものは買い物するものもないんだけど、屋内を散策。で気になったもの!!!。
熊焼き、、、、なんだ?熊の肉でも焼いているのか?って興味をしめして店員さんに聞いてみると。お焼きの一種なんだとか。まあ、熊のイメージを模した「たい焼き」みたいなもの。、で、ヒグマと白クマの2種類がある。ヒグマは普通の生地に粒あんを中に入れたもので、白クマは白い生地に粒あんを入れたもの。そう、時々街中で見る「白たい焼き」を連想すればいいかも。で、夏限定で生クマってのもある。ならばそれを購入してみよう。外見はヒグマと同じなんだけど、中身はホイップクリームに粒あんが入った冷たいお焼きだった。すっげ〜美味しいっす!何個も食べるものじゃないけど、小腹がすいたらいいかも!!でも、焼き型がどうしてもクマさんに見えないのは俺だけかな?唯一「クマヤキ」って読めるからいいんだけど、そうでなかったら、なに?これ!って言われそう。
津別からはショートカットして北見に向かえばいいんだけど、知人に頼まれた商品を購入するために美幌へ。物産館で販売されている「おかず味噌」を購入。バイクなので持ち帰りはかさばるので、宅配便で送っておいた。1個450円でリーズナブル。これって俺の知人は美味しいって評判なんだって。美幌じゃ、昼食する場所はあるんだけど、俺的には情報を持ち合わせていないので、ついでに物産館で菓子パンも購入。あいかわらず寂しい昼食で、そばの椅子に座って食べる。
国道39号線で北見方面に。途中端野地区にある大型ショッピングスーパー「東武」に立ち寄り、友人から頼まれていたドレッシングや山わさびを購入。山わさびは、すりおろして醤油かければ温かいご飯に最高なんだけど、関東で売ってるのを見た事がない。冷蔵品で売られているので、持ち帰りを気にしたんだけど、安いから傷んだら捨ててしまえばいいか。(あとで自宅で食べてみました。すっごく美味しかったです。)出来れば今日中標津で買いたかったんだけど、、、。仕方がないか。
このまま北見に入ってしまうと、かなり早く宿に着いてしまう。そこで、思いっきり遠回りで石北峠経由で行く事にしてみた。ならば端野地区から国道333号線で、遠軽方面に。まだまだ新しい新佐呂間トンネルに入って行く。これがとっても寒い。さっきの阿寒湖の温かさは何だったのだろう。
トンネルを抜けると、佐呂間町の若佐地区。平成18年に竜巻によって9名の方が亡くなった場所。今となってその遺構を見る事もなく復興されているけれども、慰霊の碑が国道沿いにひっそりと建立されている。その方たちが建設をされた新佐呂間トンネルを通って来た訳で、ありがたく手を合わせてきました。合掌!今となっては遠い過去の話にされてしまいそうな感じ。でもあれから6年も経つんだなあ。時代って流れが早いもんだ。
さらに進むと前方に自動車専用道路の遠軽北見道路が、。俺のバイクは150ccの軽二輪なので、普通の自動車と同じ自動車専用道や高速道路も走ることができる。今まで何の気兼ねもなく走って来た。で、普通に走れば問題ないんだけど、たまには一般道も走ってみたいな!って思い案内板に従って自転車、歩行者が通るルートをチョイス。自動車専用道路はトンネルで一気に対向する山を突きぬけていくんだけど、一般道は大きく迂回するルートになっているようだ。
自動車専用道路ですら車の往来が少ないので、一般道なんて走る車そのものがいない。路面は荒れている感じはないけど、サミットとなるトンネルは照明もなく寂しさが漂う。これ、、、夜は通りたくないなあ〜。断面が小さいし、大型トラックのすれ違いは絶対無理だねえ。昔はどんなすれ違いをしていたんだろう、、、。
遠軽をかすめて市街地には入らずそのまま国道333号線で白滝方面に。
ところで、今まで走って来た国道333号線だけど、ある意味別の名称がある。実は囚人道路とも呼ばれている。これは遠く明治にさかのぼり、網走監獄に投獄されていた囚人を道路開墾に使役させて作られた道路。実際は旧道がそれにあたるわけで、現在のルートとは若干違うんだけど、大変な使役に多数の死者がでたそうだ。現在ではその労苦を忍んで、所々に鎖塚や慰霊塔が建立されている。今回は瀬戸瀬地区にある慰霊塔を訪問。合掌してきた。この地区でも確認されているだけで67体が仮埋葬されて47遺体が発掘されたんだそうだ。
旭川紋別自動車道で白滝ICから入って上川をめざす。さっきまで暑かったし、晴れていたんだけど、こっちまで来ると、どんよりした雲は今にも雨が降りそう。奥白滝で休憩していた時考えた(またかよ!)。俺って毎年バイクツーリングで来ている時は、ホクレンのフラッグ(旗)の収集をしている。ライダー限定のホクレンのイベントで、ガソリンを補給すれば1本100円で購入できる。それをバイクのネットにくくりつけて走っていくのが、ある意味北海道ツーリングのステータスにもなる。って言うか自己満足の世界なんだけどね。それをフェリーから降りて本州で走れば北海道をツーリングしてきたぞ!って見せつけられるし。でも北海道は広い。そこで、4種類のフラッグが用意されていて、道東(緑)、道北(青)、道南(黄)、道央(赤)と分かれている。もちろんその方面に行かないとゲットできない。現在まで3種類のフラッグはゲットしているけど、道央はまだ走っていないので、赤フラッグがまだない。
パンフレットで該当する地域を見てみると上川のホクレンSSが最も近い。ならばついでにゲットしに行こうか。どうせ、自動車道でショートカットすれば時間もかからないでしょうし、、、。(これがまたまた失敗の原因だったりして)。ただ、前方の雲がとっても気になる。念のため合羽を装着して出発。ただ上川のホクレンってどこにあるのかは判らない。旭川紋別自動車道には、上川を称したICが2か所ある。愛山上川ICと上川層雲峡だ。下手に街中でウロウロするのも時間ロスかな?って思い、そのまま さらに先にある愛別ICまで走り切っていった。無料の道路だから出来るんだけどね。
しかし、、、もう少しで旭川じゃん。すんごく遠くまできたもんだ。それに、今回のツーリングで石狩川を渡るなんて想像もしていなかった。走っては来たものの雨の気配はなく合羽を脱ぐ。無駄だったかな?上川市街でホクレンのGSを発見。やった〜4種類ゲット!って思っていたら、店員さんに「すいません!今売れ切れちゃって明日入荷なんですよ!」
ぬぅぁ〜〜にぃ〜〜!!!せっかくここまで来て空振りかよ!思いっきり時間を無駄にしちゃった。無い物はないわけで諦めるしかない。
あとは石北峠を通って塩別に向かえばいい。途中層雲峡温泉街を走る。普通の平日だからか、閑散としているみたいで、どのホテルも「本日空室あります」の看板が。やっぱりこの業界も大変なんだろうな。でも、バイクの野郎が一人で来て受け入れてくれるのかな?もっとも1泊一万越えたら利用しにくいけど、、、。ついでに層雲峡の銀河流星の滝にも立ち寄ってみる。んん?中国語がたくさん、、、。そう言えば今回今頃になって初めてまともな観光地にきたんだ。だから中国語が飛び交っていたわけね、、、。俺もすっごくマニアックになった影響かな?でもこの時点で18時になってしまった。愛別まで無理しなきゃよかったな。
銀河流星トンネルは死ぬかと思うほど寒い。合羽着ておきゃよかったかな。で、石北峠。もうこの時間になると売店すら閉まってしまう。気温は14度だって、判っちゃいるけど、数字で表されるとマジに寒く感じてしまう。多分埼玉は36度はあるだろうに。今の俺には寒すぎて決してザマアミロ!!なんて言えた義理じゃないっす!霧が出てきて、ウエアーが湿っぽくなってきた。
もうすこし我慢しようかと峠を下ったんだけど、さすがに耐えきれずに再度合羽を着こむ。なだらかな下り坂は止める場所がなく、何とかスペースを見つけて停車。多分ここから30分もないんだろうけど、霧雨は止むどころか、本降りになってきた。てっきり峠を下れば晴れているんだろうなって思っていたんだけど、見事に外れた。
19時過ぎに本日宿泊する塩別つるつる温泉に到着。雨の中到着だったので、合羽を脱ぎ、パッキングした荷物を外して、いつもより時間がかかる。受付でチェックインを済まして部屋にご案内!やっほ〜〜ひなびた温泉宿!俺のあこがれっす。俺が北海道ツーリングをする場合できるだけ最終日にはホテルか旅館の温泉宿をチョイスしている。これは何にも束縛を受けるでなく、好きな時間に温泉に入れるし、生ビールが飲めるからでもある。自分に最後のご褒美ってわけ。
早速風呂に入って体を温める。丁度誰も入浴していないようなので、、、泳いじゃったりして、、。で、食堂へ。そこそこ立派な料理が並んでいて生ビールで一人乾杯。とっても美味しくってお代わりしてしまった。今日も疲れたのかな?生ビール2杯くらいでヘロヘロ。体も経済的になってきた。部屋に戻れば布団が引いてあって、、、、至福の喜び。しばらくテレビを見ていたんだけど、あまりに睡魔が襲ってきて、お風呂第二弾に突入することもなく撃沈!!!おやすみなさ〜〜い!zzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
 本日の走行距離 393km
 7月19日
一応タイマーをセットして5時30分に起床。折角だから朝風呂入りたいもん。ここ塩別つるつる温泉は、日中は一般の日帰り入浴もやっているので、夜にかけて利用者は多いけど、朝は宿泊者しか利用できない。そのため人が極端に少ない。昨日は忙しく入浴したけど、そのために今日は早朝からノンビリ入浴を楽しんだ。温泉の名前が「つるつる温泉」ていうだけあって肌がツルツルする。Phは9.6なので弱アルカリ性。新得のオソウシ温泉ほど強烈なツルツル感はないけど、アクセスに無理がなく温泉規模からすれば、行きやすいかもしれない。
朝食はいたってシンプルなバイキング方式。俺ってウインナーと玉子焼きさえあれば満足できる人だから。で、目玉焼きまでチョイス。それと地元の食材も少し。アイヌネギが絶品だった。あ〜美味しかった。
今日は苫小牧まで戻るだけ。昨日走った層雲峡経由では面白くないので、本別、帯広経由で向かう事にする。当然山越えするわけで、念には念を入れてバックの防水はしておこう。8時30分頃出発。あ〜今日が北海道最終日かあ〜〜いつも思うんだけど、何となく自分の心に哀愁を感じるのはなぜだろう?
少しだけ上川方面に走り道道88号線で本別方面に。でも常元って書いてあるだけで、足寄でもなく、士幌でもなく。一般の旅行者だったら来る事ない道に思えてしまう。道なりに走って途中鹿ノ子ダムがあるので立ち寄ってみる。何年か前レンタカーで走ったことあったけど、さすがに記憶が遠い
高さ55.5mの重力式コンクリートダムは遠くから見てもその容姿は判るくらい大きい。ダムそのものは治水機能をを持った多目的ダムなんだそうだ。せき止めた湖は人造湖で置戸町にあるので、「おけと湖」と言われる。ダムの壮観さはすごいな!って思うけどダムマニアじゃないので、詳しい事までは判らない。ただ、、、でっけ〜湖〜〜〜じゃん!って感じさせてもらった
おけと湖の奥にある「メモリーハウスおけと」。すっごくモダンな建物があったので立ち寄ってみる。でも人の気配は全くない。営業していないようだ。実は、鹿ノ子ダムを建設するにあたってできた人造湖「おけと湖」を観光の起爆剤として置戸町が建設、管理運営して建物のほかキャンプ場を運営していた。しかし近隣施設との競合などにより集客が減り老朽化が進んだ施設は運営そのものが不可能となり第三セクターでの経営でも挫折し形式上休業との形をとっている。でも事実上の廃業と言ってよく二度と運営される事はないらしい。それに場所が場所なだけに全国公募しても買い手はつかないそうで、、、、まさかこんな立派な建物が朽ち果てて行くんだろうか?小さな町のバブルの申し子だったのかもしれないなあ。
おけと湖を周遊して何気に通った橋。川の名前は「究落の沢」なんだけど、走っていて何気に読んでびっくりした。俺的には「突落の沢」、、、「つきおとしのさわ」って読んじゃったから。突き落とすなんて、すっげ〜怖い川じゃんって。気になってUターンして間違いに気付き究落の沢って読めて、、な〜んだって!漢字の作りが「九」と「大」では意味合いが大きく違うじゃん。
単調な道道88号線では覆面パトいるかな?って期待していたんだけど、、、遭遇しなかった。残念!!道の駅「ステラほんべつ」で休憩しよう。晴れてはいるんだけど気温が若干低い。暖かいコーヒーを飲みたくて自動販売機を物色しても売ってなさそうだったのでドリップコーヒーで温まる。実は見にくい場所に温かい缶コーヒーが売っていたのは、ドリップコーヒーを購入してから気がついた。店員さん!教えてほしかったなあ!!!俺って温かいコーヒーないですか?って聞いただけだったのに、って缶コーヒーって言わなかった俺がまずかったか!でも温まった。
ちょっと早いけど昼食にしようかな?本別まで来たのには理由がある。「とんてき」で有名になった浮舟さんに寄って「とんてき」を食べたいから。でも、時間はまだ11時20分と早すぎる。仕方ないので、お店に入って「何時からやってます?」って聞くと、もういいそうだ。あ〜ラッキー!ってんで店内に入らせてもらって早速温かいお茶を飲む。「とんてき」をオーダーしていたんだけど、椅子に座って寒そうにしていた俺を見てマスターが「バイクですか?寒かったでしょう。それならば体が温まるニンニク焼きにしませんか?」って言ってくれた。本当は「とんてき」が食べたかったんだけど、マスターの温かいご配慮に「にんにく焼き」に変更。北国の方のアドバイスはしっかり受け入れないと。
待つ事20分ほど。「おまちどうさま」ってでてきたにんにく焼き。すっごくボリュームがある。で、お味は、、、すっげ〜美味いっす。にんにくソースが絶妙じゃないっすか!ってとっても美味しい。量は400グラム相当なんだとか。久しぶりに豚肉を大量に食べた。最初は食べきれるかな?って思ったんだけど、肉がやわらかく食べ切れそう。そう言えば俺って別海町で700グラムのポークチャップ食べた実績もあったけ。お会計を済ます際「とんてき」と「にんにく焼き」の違いを聞いてみた。値段の違いは「とんてき」に使うデミグラスソースは手間がかかるんで若干値段が高いそうだ。じゃ、今度は「とんてき」食べに行こう。ちょっとした課題を作っちゃった。
本別から帯広までは、ちょっと遠いと思ったので、この区間だけ高速で走り切る。本別ICにはゲートはなく。しばらく走って池田ICで通行券を受け取る。多分池田IC利用の場合と違うので通行券には「池田本線」と明記されているんだろうな。平日の昼間なのでほとんど交通量も少ない。このまま夕張まで走ってしまうと時間が早すぎるので、途中で降りよう。それに通行料金が高すぎてしまうから、、、。
で、音更帯広でICを降りる。しばらく国道を走ればいいか、、、。何度も走っている国道38号線なので、新鮮味もない。しかし、走っていてやっと暑く感じてきた。
途中何気に立ち寄ったJR根室本線の羽帯駅。特急も停車する十勝清水と御影駅の間にある何でもない小さな駅なんだけど、普通列車でも通過してしまう言わば秘境駅の一つに数えられている。1日に停車する列車はたったの8本。帯広方面に対しては1日3本しか停車しない。俺も何回か列車に乗車したことあるけど、羽帯駅に停車した列車に乗車したことはない。どんな駅なんだろう?国道が比較的近い以外は人家もなさそうな駅。たまたま列車がやってきたので撮影するけど、1日5本しかない新得方面の列車なのに乗車した客も下車した客もいなかった。
多少時間に余裕があるので、狩勝峠経由で走って行こう。晴れていれば遠くまで見落とせる狩勝峠だけど、今日は雲が多く遠くまで見渡す事は出来なかった
南富良野町に入ってホクレンのスタンドに立ち寄り赤のフラッグを手に入れ全種類をゲット。昨日のリベンジを果たした。そんで幾寅駅に立ち寄ってみる。ここは映画「鉄道員」のロケ地に使われた場所で、現役のJRの駅。俺的にはいつでも新鮮に感じられるんだけど、12年も前の映画となると過去の産物となってしまうのか、誰も訪れるひとはいないみたい。実に残念だ。
5年ほど前にロケ地に追加保存されたキハ12と呼ばれる列車。JRで廃車になってカットモデルが配置された。以前帯広のTAKEさんとドライブした際に立ち寄ったことはあったけど、その時は真冬でドアは施錠されていて列車内に立ち入ることすらできなかった。今日は中に入れそうだ。って特に珍しい物でなく。ごくごく普通の列車。キハ12とは名乗っているけれど、現在JR北海道で普通に走っているキハ40という列車がベースなので感動はない。それより恐ろしいほど暑い!!それに1/3ほどのカットモデルじゃなあ〜〜
さ〜て、そろそろ苫小牧に向かわなければ。って道道を走ってかなやま湖沿いに行こうと考えていたらパーソナルナビで裏道があることを発見。幾寅駅のとなりの東鹿越駅に立ち寄った。何もない無人駅なんだけど、駅前正面に やや朽ち果てた「かなやま湖」の案内板が。多分、以前はこの駅が「かなやま湖」へのアプローチになっていたのかな?現在では何もその面影はないみたいにひっそりとしていた。
かなやま湖も午前中に見てきた「おけと湖」と同じ人造湖だけど、スケールが格段にちがう。総貯水量は「おけと湖」の実に4倍の水量があるだけあって、どこまで走っても湖面が切れる事がない。、しばらく走って金山ダムを見てきたけど、ダムそのものの構造や大きさは同じみたい。でもその湖の面積の大きさには圧倒される。
金山峠を通って占冠へ。ここからは昨年完成したばかりの道東自動車道を走ってみよう。今までは占冠ICが終点だった関係で近隣の設備も整い地元も潤った時期もあったんだろうけど、今となっては高速をスルーする車ばかりで、静かな街並みになってしまった感がある。
夕張まで走り切っても良かったんだけど、現在の石勝樹海ロードも少し知っておきたかったので「むかわ穂別」ICで高速を出る。このインターは利用する人はほとんどいないらしく、ETCゲートも省略された簡易IC。料金所のおじさんに聞いてみると、車の利用者は少ないそうだ。ちなみに「むかわ穂別インター線」という道道1165号線。高速道路が増えると、アクセス路となる町道や村道が昇格され道道になっていく。凄いね!4ケタの道道って。現在では1177号線てのが最新らしい。もっとも廃止や統合されてなくなった番号もかなりあるだろうけど。
ただ最近気づいたのが路線番号と管理番号の違い。同じ道道でも管理番号は3000番プラスされるので、中には4100番台のプレートが表示されていて数字の高い道道って勘違いする人もいるそうだ。実際は同じなんだって!その先久しぶりに走った石勝樹海ロード。確かに車の往来がない。これって偶然なのかな?ここいらは大型トラックの先導?のもと長々と車の列が続いていたんだけど、、、すっごく静か。たまに大型トラックが走ってきても、追従する自動車は少ない。これじゃ日高の道の駅なんか死活問題になっていないかな?あそこは休憩するには最適な場所だったからね、、、。
夕張でいつものメロン農家に立ち寄って購入の手続きをして苫小牧に。そろそろ現実に戻ることになるのかな?21時15分出港なので20時過ぎに乗船手続き。バイクは早めに来てください!って書いてあったんだけど、、、、遅れちゃった。ゴメンネ!誘導員の案内に従って船内へ。今日乗船するフェリーはシルバーフェリー八戸行き。特に新造船「シルバープリンセス」って船に興味があった。受付でカードキーを貰うところからして今までのフェリーとは違うなあ。
乗船後バイクを置いてエレベーターでエントランスへ。そこから通路を通ると、、、まるでシティーホテルみたい。指定された部屋のロックはカードキーで開ける。このカードキーは今回しか使えないそうで記念に持ち帰ることができる。
ドアを開けると2畳ほどのスペースにベットと机、椅子がセットされていて、完全にプライバシーが確保できる。いや〜こんなフェリー初めて。もしここにテレビでもあれば最高だね。普通2等寝台って言うとベットだけで、プライバシーはカーテンだけって船が多いけど、これほど個室感覚で使える上等な作りは初めてに感じてしまった。机の照明も今風にLEDだし、気がかりとしては空調のスイッチがないくらいかな?さっそくスエットに着替えて大浴場で体を温める。あ〜気持ちいい。
風呂からあがると出港の時間なので甲板に出て最後の北海道の光景を見ておく。雨でも降らない限り毎回行っている俺の儀式みたいなもの。これって、あと何回できるんだろうか。そろそろバイクツーリングにも終焉を迎えてきているような気がしないでもない。できれば続けたいところだけどね。
寝る前に軽く食べておこう。フェリーに乗る前にセイコーマートで買い込んだ数点の食糧。すぐ寝るだけだからおにぎりも1個あれば十分。生ビールが飲みたかったんだけどレストランはない。自販機もないのでインフォメーションに聞いたら売店にてのみ販売なんだとか、、、。多分乗船時間が短いので下船後、下手に飲酒状態で車を運転されるより売店営業時間限定で販売するのかもしれない。しばし船内を散策したのち部屋に戻る。明日は早朝4時には起こされるだろうから意識してでも就寝しないと、、、、。って言うまでもなく睡魔が襲ってきて速攻撃沈!!!zzzzzzzzzzzzzzzz
本日の走行距離394km
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